今月のアートセラピーの勉強会は絆というテーマで行いました
自分からの発案でした
コロナ禍により、人と人が分断され当たり前のように人と距離を取るようになった時代…
物理的距離だけでなく、心的距離さえも遠くなっていくことに、寂しさや懸念を感じていました
私は…握り合わなくても手を伸ばせば…そこに温かい関係があること
その手は、とても温かいことを表現しましたが、一方で…必ずしも密接な対人関係だけが好ましいとも思っていないことにも気づかされました
「私たち…強い絆で結ばれてるよね…」みたいな関係がどこか鬱陶しく…密な間柄は苦手、疲れる…といった感覚もあるはず
だから、ひとりで居る方が気楽という人も多いです
現に私も…そういう日、そういう期間もあります
出歩かず、人と接触しないことで責められる事もないそんな今の情勢がむしろ楽…というのは当たり前にある感覚なのだと思います
だから…この時期この状態を寂しく感じるという私が何に反応してるのか…そんな事も深められました
私はスキンシップをとても好むし、求めていると思います
日常の家族関係、友達関係にもそれは当てはまります
もうひとつ…職業的に…手当てという行為の効果を信じている…だから触れられないということに不安や、物足りなさを感じているのかもしれない…
絆は…目に見えるものもあるけど目に見えないところにも存在している…
私はどちらかというと見えないものを信じているけど、現実には目に見えるものしか信じないという考え方も感覚も多くあるのだと思います
だから自分の価値観を良しとして押し付けちゃいけない…
どうしたら…人と人との繋がりを共有できるか…それを探して折り合っていくのも必要かもしれないと考えさせられました
相互に気持ちを分かち合い、信頼関係が出来たらそれに越したことは無いかもしれない
でも…時には一方通行になる事もあるのが現実です
上手く伝わらなくても…受け入れられなくても私があなたの事をとても大切に思っている…
ただ…それだけ…そんな事もあるのかもしれない…
それぞれが考えた絆と表現を共有しいろんな話をした後、今日は参加者も少なかったので…過去の自分の作品もシェアしました
テーマが変わっても、画材が違っても、時を経ても共通している点が見つかりました
それこそ…過去の自分との絆をそこに見出だしました
変化する自分も、変化しない自分も同じ自分
どんな自分であっても…それを切り捨てる事なく、受け容れていくことが大切かもしれません…
有意義な1日でした